社長挨拶

代表取締役社長:清水 完二創立120周年を迎えて

霞み立つ春、皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素よりご愛顧賜り厚く御礼申し上げます。

弊社は、平成31年3月12日をもち創立120周年を迎えます。ここまで歩んできたことも平素よりご愛顧頂いております皆様の支えがあってこそと感じております。
この場をお借りし深く御礼申し上げます。

120周年という数字は、言い換えれば弊社は還暦を2回迎えたという意味でもあります。私が現在61歳ですので、ほぼ2倍の年の差でもあり、大還暦とも言えるでしょう。その間、多くの諸先輩方らが輝かしい功績を築き上げられ、村上産業の今がある事を改めて実感いたします。諸先輩、先駆者方々に支えられたからこそ、この何十年を私は村上産業の一員として走り続ける事ができているのだと思います。

この二十年の間に特筆すべき事柄は国内外含めございますが、まずは海外市場に着眼し、市場開拓への一歩を踏み出した事は昨今のグローバル化、ダイバーシティ化に伴い必要不可欠でありました。
始まりは、2003年に村上上海有限公司を設立し、当時の駐在社員も苦労いたしましたが、今や売上も隆盛しもうすぐ設立19年目を迎えようとしております。2013年には、タイバンコクにてMURAKAMI(THAILAND)CO., LTDを立ち上げ、新たなアジア市場の開拓に奮闘している最中であります。そして、現在海外における農業のビジネスチャンスにも、私どもは目を向けております。

国外だけでなく、国内におきましても各支店体制を整えてまいりました。川之江支店では、昭和47年に苛性ソーダタンク120立方メートルを新設した事からはじまり、3回ものタンク増設・新設を行い弊社最重要拠点としての土台を固めてまいりました。2016年には、東京支店は、事務所を東京中心地の日本橋に移転し、高知支店は新事務所落成式、昨年におきましては、名古屋営業所を名古屋支店に昇格、今年は今治支店新築を計画中等、更なる飛躍へ万全の態勢が出来つつあります。私自身も、各支店の存在を頼もしく思います。

このように各支店への将来の投資が行えた事も、諸先輩方の大英断の数々、また社員一人一人が社業に励み、そして皆様のご愛顧により生み出された当社平成過去最高の経常利益があったからこそであります。

31年続いた平成の年号も、今終わろうとしております。そして、新たな年号がやってきます。弊社におきましても、ここからまた新たな年が始まるのだという身を引き締める思いであります。
今まで蓄積されていたエネルギーが、これからの新時代に爆発する事を期待し、社員一丸となり社業に一層励む所存でございます。何卒今後ともご指導、ご愛顧の程宜しくお願い申し上げます。

平成31年3月12日
村上産業株式会社
代表取締役社長 清水 完二