信用と和を尊ぶ 創業115周年を経てご挨拶申し上げます。 顧みますと明治32年(1899年)3月12日、初代村上孝次郎店主が弱冠22歳で松山市木屋町に村上洋藍店を開業して、人造藍の販売を始めて115年の歴史を重ねで参りました。 開業当初の伊予絣は天然藍で染められており、ドイツから輸入されだした人造藍のインジゴを普及販売せんと立ち上がったのが当社の始まりであり、並々ならぬ苦労と努力があったと思われます。 商品説明・宣伝、染色技術の普及等、村上産業が専門商社たる村上イズムは創業当初からのものであり、今日まで脈々と受け継がれており、まさに村上のDNAでございます。 やがて村上洋藍店は村上商店となり、さらに法人化された後に村上産業株式会社として発展し、支店・営業所も今治・宇和島から川之江・高知、そして東京・名古屋、海外は上海・タイと拡大して参りました。 今後の更なる発展を祈念する意味を込めましてわが社の社訓「信用と和を尊ぶ」「発展と貢献を尊ぶ」「創意と努力を尊ぶ」を今一度思い起こし初心を忘れず精進してまいりたいと存じます。 然しながら、我々を取り巻く環境は、日々変化しています。日本経済もまさに大きな変換期を迎えております、20年来のデフレ脱却を目指すアベノミクス、消費増税、エネルギー問題、東北復興、年金問題等々推挙すれば限りがないほどです。 世界を見ましても、中韓領土問題、円安株高、ギリシャ情勢、逆オイルショック等問題山積みであります。 過去に学ぶことは非常に大切ですが、今に生きる我々は時代と環境の変化をいち早くキャッチして進化していく事がさらに大事だと考えます。 第64期決算も終え、4年後の120周年に向かって、地域と共に歩んで行きたいと思いますのでよろしくお願い致します。 |
2015年7月1日 |
「人」と「言」を組み合わせた「信」の字は意義深く、
会社の基本理念として社訓の第一に揚げられ、
今後の発展の指針となる
趣旨
1. 会社の基本理念
2. 経営の基本方針
3. 社員の研修心得